瘋癲野朗
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皆さん、ビバ千葉お疲れ様でした。
あれは高三の体育祭でした。クラス対抗リレーに出る事になりました。たしか男女五人ずつスポーツテストのタイム順で決めたんだと思う。多分僕が五番目で、もう誰でもいいような五人目だったんです。 僕が走るのは二走で、一走の女の子は半年ちょい前にフラれた可愛い娘A子さんだったわけです。普段は「ザ・跳箱跳べない娘」が好きな僕ですがそんな事もあったんですね そうなると、女性に対して短絡的なこの思考回路によってちょっとやる気がでるわけです。 A子さんが苦しい順位でバトンを持ってくる→普段は運動とは縁の無さそうな海保君がまさかのゴボウ抜き→A子さん安心→海保君名誉挽回→もしかしたらムフフ その時、他に好きな娘がいたはずなのに我ながらろくでもないですね。 というわけで「え~?マジだりーって…」とかいいながら本番を迎えました。 パーンって音が聞こえて二走の僕はA子さんを探します… が ワオ!一位で走って来ちゃったよ!やべーって… うちのクラスは色めきたってます。 もうなるようになれと開き直り、颯爽とバトンを受け取ります。 あとは猛ダッシュ 「おおっ!海保速え~!」 クラスの二軍男子の声が聞こえました。 15メートルだけ 考えてみたらうちのクラスは理系、どう考えても他のクラスの走者たちより平均のタイムは遅いはずです。その五番目。他の走者は三年間運動部で一生懸命鍛えてきた奴等。僕は三年間軽音楽部で放課後はダラダラ遊んできました。高校生の分際でお酒ばっかり飲んできました。 一位で渡されたバトンを八位でつなぎました。 ちなみにうちの学年はA組からH組までありました。 はい、そうです。ビリです。 高三のクラス対抗リレーなので体育祭のハイライト、全校生徒の見守る中、僕は全員抜かれという偉業をやってのけたのです。 バトンを渡した後、友達が僕の事を気遣って、しかし笑いを堪えながら引きつった顔で 「か、海保…、な、ナイスラン…!」っていいました。 でも会場は笑いの渦、大盛り上がりでした。 あの時に僕は自分の人間としての立ち位置を理解しました。 そんな事をビバ千葉を終えてふと思い出しました。 いいんです。 タカハシツトムがかっこよくても。 チュウコテツロウの書いた新曲がめちゃめちゃいい曲でも。 チバヒロノブがガツガツライブやってても。 界隈のお客さん達の待ち望んでるのがあくまでもタグチマコトの復活でも。 シゲちゃんがどんだけ気持ちのいいライブをやっても。 ダーキングが着実に実力をのばしたって。 やっぱりユイさんの仕事がすごくても。 いいんです。 「うおっ!やべーっ」てなるけど、大きくなったらバンドマンになっちゃった以上、そういうのはしょうがないもん。 俺は俺でやる、頑張るモジャよ。 「毎度毎度あまりにもくだらない事ばっかで読んでるこっちが不安になる」ってアンガの関さんに前に言われたので(笑)こういう事も書いて見ました。 俺は最後に笑いたい PR この記事にコメントする
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