瘋癲野朗
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さっき、いかにも「僕不良ですからぁ!触るものみな傷付けますからねぃ!ほぅら危険ですよぅぉおお!」といった表情の少年が着てんのか脱いでんのか分かんない制服のポケットに両手を突っ込んで首をカクカクさせながら歩いて来ました。
チラッと僕と目があった少年は「なぁんですかぁあああ?」とここぞとばかりに近付いて得意の首カクカクを見せつけます。 10代という世代は人を10代という理由だけでめんどくさい人間にしたてあげます。誰もが同じトンネルを抜けて来たわけですが。 やっぱりめんどくさい。 と、突然ヤンキーは首カクカクを止めます。ジーッとマジマジと僕の胸元を見てるんです。 あれ?って顔をしたヤンキーは一瞬僕の顔を見て今度は僕の食べてた右手のパンを見つめています。 どれくらいの時間がたったんでしょうか。 十秒、一分、一時間、一日…。 ヤンキーはハッとした表情を浮かべてそそくさとどこかに言ってしまいました。 僕はただ、「うわぁ、めんどくせぇ…。お兄さん疲れてるの。ほっといて頂戴!」って顔をしてただけでした。 なのに何故? 隣のサラリーマンもポカンとしてました。 僕のパンに何があったのでしょうか…? 謎は深まるばかりです。 PR 忍者ブログ [PR]
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